2025年长沙建機展|伝統動力+新エネの両輪突破、山東重工傘下潍柴、実力で業界の枠を超えて注目を集める

2025-05-16
5月15日、建設機械業界の年次ビッグイベント「第4回長沙国際建設機械博覧会」が華々しく開幕した。今回の展示会は、「ハイエンド化・インテリジェント化・グリーン化―次世代建設機械、緊急装備、鉱山装備、農業機械」をテーマに、グローバル産業の連携、技術革新、商業協力のハイエフィシェンシーなプラットフォームを構築。山東重工グループ傘下の潍柴動力と雷沃重工が多彩な主力製品とインテリジェント・高効率な統合ソリューションを出展し、業界の祭典で大きな注目を集めた。
 
全方位ラインアップの建設機械向け動力ソリューション


展示会場では、潍柴の全ラインアップとなる建設機械用動力製品が一堂に集結。WP3.6N・WP14T・WP15Hディーゼルエンジン、WP16NGガスエンジン、WP17Tメタノールエンジン、12M55ディーゼル、ハイエンド油圧機器、新エネ向け動力電池とモーターなどを網羅し、非道路用パワートレインの全分野に対応。潍柴が伝統エネルギーと新エネの両面で業界をリードする技術力を強く示した。
 
超大型鉱山車に搭載される“中国の心臓”―潍柴の12M55「ジャイアント」が注目の的に


潍柴が新たにリリースした鉱山機械向け次世代大型動力製品「12M55ディーゼルエンジン(ジャイアント)」は、会場で大きな注目を集めた。220〜290トン級の電動駆動式鉱山ダンプカーに対応し、特殊設計と高耐久材料を採用。過酷な鉱山環境(高負荷・多粉塵)に適応し、オーバーホール間隔は業界平均を大きく上回る2万時間超。さらに、同クラス製品に比べて燃費を5%削減し、設備の運用コスト削減と効率向上を実現する。
 
グリーン未来へ―潍柴の全シリーズ建設機械用バッテリーが注目を集める


新エネルギー分野においても潍柴の躍進は際立っている。今回の展示会では、潍柴が建設機械業界向けに開発した新エネ動力用全シリーズバッテリーが公開された。
  • 究極の安全性:新型LFPブレード型電池は針刺テストでも発煙・発火せず
  • 抜群の強度:旧国家基準の4倍に相当する振動耐性を持つ
  • 広範囲な動作環境:-35℃~65℃で稼働、-20℃でも充電可能
  • 長寿命設計:プレリチウム技術により、優れたサイクル寿命を実現
 
ハイエンド・グリーン・スマート・高効率――雷沃重工の統合ソリューション


雷沃重工は、鉱山作業、都市インフラ、新エネルギー製品等に対応した統合型ソリューションを中心に展示。多様な製品デモンストレーションと各種アタッチメントで、あらゆる建設シーンをカバーした。
 
未来展望

山東重工グループは今後も研究開発投資を強化し、技術革新を推進。製品のスマート化とグリーン化の水準をさらに向上させていく。また、グローバルパートナーとの協力を深化し、建設機械業界の新たな潮流をともに探ることで、世界中の顧客にインテリジェントで高効率な製品・サービスソリューションを提供し、世界建機業界の発展に一層の貢献を果たしていく。