満慎刚氏が日本を視察:先端技術の橋頭堡を築き、オープンイノベーションの輪を拡大

2025-04-27
4月24日から26日にかけて、山東重工グループ党委書記・董事長の満慎刚氏は日本を訪問し、ウェイチャイ東京イノベーションセンターおよびレボ大阪イノベーションセンターを視察しました。また、技術革新や高度なサプライチェーン分野のパートナー企業を訪問し、重要な協力契約の締結に立ち会いました。グループ党委員・副総経理の馬常海氏も同行しました。
 

日本イノベーションセンターをグループの先端技術の橋頭堡に

 
満慎刚氏はまず、ウェイチャイ東京イノベーションセンターとレボ大阪イノベーションセンターを訪れ、現地の従業員を慰問し、業務報告を受けるとともに、専門家と意見交換を行いました。期間中、ウェイチャイ東京センターと中国重汽は、ピックアップ車開発プロジェクトおよびリーンプロジェクトに関する協力契約を締結しました。
日本の2大イノベーションセンターは、山東重工が進める研究開発体制構築およびサプライチェーン戦略における重要拠点であり、ウェイチャイ東京センターは動力システムと商用車の研究開発を、レボ大阪センターは農業機械および建設機械の研究開発を主軸としています。
設立以来、両センターは日本の優れた産業チェーン、技術チェーン、人材ネットワークを最大限に活用し、現地パートナーとの連携による統合的なイノベーションを推進し、グループの製品・技術・市場競争力の持続的な向上に大きく貢献しています。
 
満慎刚氏は「山東重工の戦略ビジョンは、“技術先進、グリーン発展、世界トップクラスの高級装備製造の多国籍企業グループ”の構築にある」と述べました。
日本の2つのイノベーションセンターは、より高い視点と責任感を持ち、広い視野・高い基準・強い実行力で、グループの世界トップ水準への飛躍を支える“先端技術の前線拠点”としての役割を果たすべきだと強調しました。
先進企業をベンチマークとして、強者から学び、巨人と共に舞う姿勢で、表面だけでなく本質、形だけでなく精神までを学び、技術革新、サプライチェーン、品質管理などの総合力を高める必要があると述べました。
産学官連携をさらに強化し、実用性・実効性に立脚した科学技術革新とサプライチェーンの協力を深め、互恵共栄のR&D共同体・価値共同体・運命共同体を構築するよう訴えました。
また、中日間の研究開発チームの効果的な協業体制と相互派遣の仕組みを確立し、イノベーションを継続的に推進し、より高みを目指して、グループの技術革新により大きな貢献を果たすよう期待を示しました。
 

オープンイノベーションの輪を拡大し、グリーン動力技術の先導へ

 
満慎刚氏は視察中、複数の重要なパートナー企業を訪問し、先端技術に関する協力契約の締結に立ち会いました。
理研日環株式会社(NPR)は、ピストンリング、バルブシート、カムシャフトなどのエンジン主要部品の研究・製造に特化しています。
満慎刚氏は東京で、理研日環の会長兼CEO前川泰則氏、社長兼COO高橋輝夫氏と面会し、ウェイチャイ・パワーと理研日環の協力プロジェクトの契約締結に立ち会いました。
両社はメタノール・水素エンジン用ピストンリングの開発など、先端分野での連携をさらに深め、グリーンかつ低炭素なエンジン技術の研究開発と応用を共に推進します。
 
満慎刚氏は滋賀県にある堀場製作所を訪問し、社長の足立正之氏と会談し、ウェイチャイ・パワーとの協力プロジェクト契約に立ち会いました。
堀場製作所は、分析・計測機器の世界的サプライヤーであり、排出ガス試験装置は世界の自動車産業で重要な地位を占めています。
今後、両社は「中国国七」排出規制対応のディーゼルエンジンソリューション、水素・アンモニア・アルコールエーテル・合成燃料用エンジンの検査技術、および非道路用エンジンの応用技術・装置において協力を深化させ、ウェイチャイのグリーン動力のリーダーシップ強化を後押ししていきます。
ウェイチャイ・グループ、中国重汽、ウェイチャイ・レボスマートアグリ、レボ重工などの傘下企業の関係責任者も本活動に参加しました。